テキスト十七の愛猫。くろはの残る記憶では、遥か南方の吉州という場所に窯があった。そこが故郷だ。しかし、なぜか寝ている間に家が消えた。李十七は食べ物を様々な陶器の碗に分けるが、くろははいつも同じもの、つまり吉州窯の木葉紋が施された碗を使う。その碗には懐かしい匂いがする。