テキスト本を開くと、前唐の時代の「秦王破陣楽」の舞譜だった。 その下には、たおやかな小さな文字が数行、添えられている。 もし後の世の人がこれを見つけたなら、あの空の文吏に、大唐の舞をひと振り舞ってやってくれ。 あの人は、ただあまりにも恋い焦がれているだけなのだ。あの人々を、あの名を。 お前の望むものなら、あの人はきっと与えてくれる。 だが惜しいかな、俺の望むものは、一体どこにあるのだろうな。