テキスト雲衣の華に花の如き美貌。春風そよぎ露は濃し。 飛天の虹衣が楼に舞い、満開花と影は月に逢う。 牡丹を印とする樊楼の周恵はまさに絶世の美女である。 かつてある好事家が彼女を喜ばせるため、洛陽から馬を走らせ開封に至り、暁に花を捧げて樊楼に入ったという。 だが群英会や花朝節を除き、楼主は滅多に姿を見せない。 美女は花のようだが、結局は雲に隔てられてしまうのようだ。