テキスト

未央城では多くの宝探し猫が育てられているが、宝を「鑑賞」できる猫は、ただ覓骨珍の二匹、「泉たん」と「賞宝宝」だけ 賞宝宝は、泉たんのあの堅苦しい性格がどうにも苦手 生きること自体を楽しむ、それが賞宝宝流。せっかくの鑑賞の才能、古物ばかりに使うなんてつまらないでしょ? 世の中には宝がいっぱい。路地の風も、街角の灯りも、どれもこれもが「宝」なのだ。時には通りすがりの三毛猫の美脚を鑑賞しちゃうことも…でも運が悪いと、泉たんの猫パンチが飛んでくる まったく、風情のない猫だにゃ。賞宝宝は不機嫌。でも勝てない 仕方ない、猫のカリカリをもらったからには、宝を鑑賞するのが務めさ。でもさ…またあの三毛ちゃん、通らないかなぁ…