テキスト鳳簫の音が響き、玉壺の光が回り、一夜にして魚龍の舞が繰り広げられる。ボケ猫が魚龍曼延から咥えてきた花火は、爪の中で咲き開いても、猫を少しも傷つけることなく、まるで空の魚を抱きとめるかのよう。だが惜しいことに、猫にはわからない。なぜこの花火が自分の爪の中に来ると、輝かなくなってしまうのか。もしやこの魚、まだ火加減が足りないのだろうか?