テキスト
天算の間は極めて重要であり、墨山道ひいては人類の未来を左右する。託す人選が肝要だ。
鶴は数名についての見解を述べた。張万師は天才だが、鴉は捨てきれぬものが多すぎる。最終的な結論として、青こそ天算の間を司るにふさわしい人物だと。すでに巨子鷫に推挙したという。
青は意志が固いだけでなく、特殊な直感(知覚)を持つ。近いうちに、剣を御す法をもって衍算の陣を操れるようになるかもしれない。
青に問う――「月を撈う」ことは笑い話だと思うか?自らの考えを述べる。道と術、どちらも欠かせない。伝承の精神も、伝承の技術も、いずれも重要だ。先人に「月を撈う」心があればこそ、後人に「月を摘む」機会が生まれる。