テキスト

凄まじい悲鳴が夜空に響き渡り、村人たちは鍬を手に駆けつけた。すると一人の賊が地面にへたり込み、土気色の顔である方向を指差していた。「陣……八卦陣……緑色の陣眼がまだ動いてる!」 村人たちがその指差す方向に目を凝らすと――なんてこった!八卦陣なんてどこにもない。ただ二匹のまん丸い猫が輪を作って、寝ぼけ眼で前足を舐めているだけだった。