テキスト現存する写本は、巻頭と巻末の双方が欠けており、題名も失われている。変文の内容は、唐の大中年間に沙州(治所は現在の甘粛敦煌西方)において、帰義軍の首領・張議潮が民衆を率いて異民族の侵入を撃退し、河湟の地を回復した事績を語ったものであり、敦煌の歴史的事件を直接題材とした、敦煌変文の中でも土地に根ざした作品である。