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飛泉宿は、漢の武帝の治世に創設され、西域が戦火に包まれた年に滅んだ。
最後の宿長は、生涯その職を離れず、文書の往来が途絶えても、なお伝達の務めを果たそうとした。
幸いにも、彼は果てしない砂海を越え、ついに祖国の辺境へとたどり着く。
しかし悲しいことに、生け捕りにされた彼は流刑に処され、千古の冤罪を負う虜囚となった。
道中で味わった苦難と、生涯にわたる放浪は、やがて胸を満たす悲嘆と、身を覆ういばらへと変わっていった。
彼は再び砂海へ戻り、かつて共に戦った仲間たちの影を探し求めた。
だが最後に彼のもとに残されたのは、冷たい風と胡楊の木々、そして無言でそびえる孤城だけだった。
飛脚は樹船と化し、冷たく寂しい永夜をさまよい続ける。
砂海で道を失いながら、烈風にはためく旗印を求めて...