テキスト

油条 油条は屋台の中で極めて高い地位と威厳を持っている。水煎包のように、いつもロン辣湯の後ろについて行ってやっと活躍の場が得られるのとは違い、油条は朝食の粉物メニューの中で、単独で食べても美味しく、どんなスープとも合わせられる、震わすことのできない重量級の万能おかず師匠である。朝食がロン辣湯であろうと、豆腐脳であろうと、大豆腐脳であろうと、豆沫であろうと、一本のこんがりきつね色に揚がった透き通る油条がいつも悠然と食事をする人の前にやって来て、この食事にまだ何か足りないものがあると気づかせるのだ。