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侠客へ:
近頃は寒暖定まらぬ日が続いておりますが、外を駆け回るあなたの衣食住居は、つつがなくお過ごしでしょうか。
旅の身では、信を届けるのも容易ではありません。何度か近況を尋ねる手紙を書こうと思いましたが、届く頃にはもう別の場所へ発っているのではと思い、躊躇しておりました。ところが昨日、杏林村で面白い出来事がありましたので、お話しいたします。
同門の者に出会ったのですが、容姿が私と九分通り似ているばかりか、名前まで全く同じ「石驚天」と申すのです。さらに不思議なことに、彼の語る親友もまた清河の出身で、名を$C$L$PN$Cというようです。
天下は広しといえど、これほどの偶然はめったにないもの。思うに「縁」の二文字でしか説明がつきません。
その石兄が申すには、ここ数日、医館の前を何度も通りかかり、そのたびに青渓の弟子に医術を教わりたいと思いながらも、ついぞ敷居をまたげずにいるとのこと。
なぜ急に医を学びたいのかと尋ねますと、家の友人が年中外で侠の道を行き、危険な地にも足を踏み入れ、骨を傷めたり捻挫をしたり、疫瘴に侵されたりと、傷を負って戻るたびに胸が痛む。もし自分も岐黄の道を少しでも学べれば、いくらかその憂いを分かち合えるのではないか、と。
その真心に打たれ、同門の誼もあり、この石某は面の皮が厚いゆえ、代わりに医館へ足を運んでまいりました。もし医術が少しでも上達すれば、今後あなたが万が一怪我をされた折には、この私にお任せください。
帰りが少々遅くなるやもしれませんが、どうか侠客よ、ご心配なきよう。
石驚天