テキスト受け継がれた帰義の志が影を招き寄せ、 氷のような心は砕け散り、飛び去っていく。/w淮深が帰義軍の旗を受け継ぎ、 群狼は再び狙いを定め、機をうかがっていた。/wその影はおぼろで掴みがたく、淮深は刃の下に斃れた。 誰が刃を握り、血をすすったのか。 誰の赤心が、誤って差し出されたのか。/w大雨がいまにも降り出さんとし、人々は蓑をまとい、黙々と石碑に文字を刻む。 真相は千古の懸案となり、定めることはかなわぬ。碑に残る文字を問わず、刻まれるのはただ忠義の魂ばかりだ。