テキスト山を越える折、「阿貴」と呼ばれる子が突然正気を失い、意味のわからぬことを叫びながら一方へ走り出した。なんとその子に導かれるように人々は大山を抜け、五本の木の下に腰を据えた。かくしてこの地は後に松樹湾と呼ばれるようになり、その子は村守りとなったという。