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中原から流れ着いた酔娘が、唯一覚えている故郷の歌がある。 「生まれしより共にあり、死しては同じ墓に眠らん。もし君、先に雪となりて逝くならば、春の訪れまで、黄泉にて我を待て」 老いるまで添い遂げ、死しても別れず、来世でも縁を絶やさぬことを願う歌だ。