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螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)は、象嵌細工を施された楽器である。隋唐時代に琵琶は東へ伝わり、朝鮮や日本に渡った。『日本三代実録』によれば、承和2年(835年)、遣唐使・藤原貞敏が唐より紫檀の琵琶と楽譜を賜ったと記されている。 また『平家物語』には、遣唐使が琵琶の名手・廉承武から伝授を受け、「玄象」「青山」「獅子丸」の三面の琵琶を賜ったという伝説が記されているが、帰路において獅子丸は龍神の祟りにより海中に沈んだと伝えられる。正倉院に現存する五絃琵琶は、唐代のものが唯一現存する貴重な品であり、当時の中国文化と海外文化との友好交流を物語る証である。