テキストぴこは高いところが大好き。緑の葉っぱに、長ーいツルが揺れている場所が最高だ。 歩くときはふらふらして、まるで落ちそう。それを見た人が思わず両手を差し出すと、ぴこは急に足元をしっかりさせて、さっさと歩き出す。あとは尻尾だけをピンと立てて、下の人間に「見て見て!」と自慢げに見せる。 でも人々はただ笑うだけ。「誰がこんな可愛い猫に怒るもんか!」次の日もまた、手を差し出して待っている。 人は待っている。ぴこも待っている。果たして、天から降ってくるこの子猫を、誰が受け止められるのだろう?