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兄貴へ あの柳って男が、根を移せば藤王はすぐ死ぬから、どうしても藤王を売ろうとしねえ... そんで商談を持ちかけてきた。俺たちが葡萄園を立て直して涼州藤王酒の名を再び世に響かせれば、今後は俺たちとだけ商売するとさ。 寝言ぬかすんじゃねえ!この寂れた藤王村に残ってるのは年寄りばかりで、そんなことできるもんか。 俺じゃ話が通じねえから、やっぱり兄貴から話をつけてくれ。 それと、この村はどうにも気味が悪い。 日が暮れるとすぐ眠くなって、布団に転がるともうぐっすりだ。翌朝は前の晩のことを全く覚えてねえ...考えれば考えるほどぞっとするぜ。 万が一に備えて、兄貴は子分を多めに連れて来てくれ。