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報告者:尚宮 ハンニ 事由:年明けに後宮の宮人が放還により離宮する予定であるが、新たに入宮した宮人はまだ十分に教育されておらず、各司の人員配置が逼迫している。妻のご裁断を仰ぎたく存じます。 一、 尚宮局 【現状】 六局を統括するも、自局すら手が回らず、文書が甚だしく滞っている。 【人員配置】 司言:元々一名いたが、既に離宮しており、女史が一名残るのみ。毎日内閣と後宮の間を往復して勅旨を伝達すること十二回に及び、両足が浮腫んで歩行困難となっている。足腰の達者な新宮人二名を速やかに配属されたく、走り使いの補助を懇願する。 司記:ちょうど女官の放還の時期にあたり、昼夜を問わず出宮名簿の照合を行い、誤りや漏れがないか確認している。司記は既に三日連続で安眠できておらず、案件書類が山のように積み上がっている。 二、 尚儀局 【現状】 礼楽の事務は煩多なれど、なお辛うじて維持できているが、雑務の人手が不足している。 【人員配置】 司賛:司賛の漱玉は分身の術もなく、朝会の儀典を執り行いながら、新宮人三名に楽譜を教えねばならない。来月に予定していた新曲の稽古は、当面手が回らない状況である。 司籍:ちょうど晴天に恵まれ曝書を行っており、元は三日で完了する予定であった。しかし力仕事をする女官がおらず、女史の杜若が一人で書籍数百巻を運ばねばならず、十日まで延期となる恐れがある。 三、 尚服局 【現状】 衣替えの仕立てと装飾品の鍛造が重なり、人手が著しく不足している。 【人員配置】 司衣:衣替えが目前に迫り、冬衣数着を急ぎ仕立てる必要がある。熟練のお針子は既に辞して帰路についており、現在は掌衣自らが刀を執り裁断し、新入りの宮人を縫い子として充てているが、新人の針目は粗く、到底雅の場にはそぐわぬ恐れがある。 司飾:卯の刻に六名を宝慈宮へ派遣して化粧の侍奉に当たらせる必要があり、そのため金玉工房に応じる者がいなくなっている。各宮から予約された金玉珠翠は、期日通りの渡すことが確かに困難であり、期限の猶予をお願い申し上げたい。 四、 尚食局 【現状】 膳食は最も重要な事項であるが、女史の流出が最も甚だしく、懸念が多い。 【人員配置】 司膳:調理の料理嬢はまだ在籍しているが、野菜洗いや火の番をする下働きの女官は大半が去ってしまった。現在、尚食の全員が輪番休みを取り消し、毎日寅の刻に起きて食材の下準備をしている。これ以上新人が入宮しなければ、みんなから不満の声が上がる恐れがある。 司醞:人手不足のため、女史一名で三つの地下貯蔵庫を見守る必要があり、夜間は交代要員がいない。このまま続けば、盗難の恐れがある。 五、 尚寝局 【現状】 夜番が最も消耗が激しく、宮人は精神が萎え、器物の損耗が増えている。 【人員配置】 司灯:夜番の女官が激減したため、現在は連続して夜勤に当たる日があり、昼間はわずか三つの時刻しか眠れず、精神が朦朧としており、既に瑠璃の灯り盞を一つ割ってしまった。 司設:幸いにも各宮が倹約を推奨しているため、寝台の帳や絨毯の交換頻度がやや減り、現在の古参の宮人でなんとか対応できている。 六、 尚功局 【現状】 修繕の事務は煩雑であり、急を先にし緩を後にするほかない。 【人員配置】 司制:官家の旧衣数着に精密な繕いが必要で、時間と手間がかかる。その他各宮から送られた衣は、一律来月に延期して修繕する。 司苑:宮中の拡張箇所に世話をする者がおらず、雑草が生い茂っている。専任の者がいないため、暫定的に尚寝局の掃除担当の宮人に剪定と水をかける職務を兼任させている。