テキスト
豪放な作りの木凧
一見粗雑だが、非常に軽くて使いやすい木凧。
先代巨子青が若い頃の作品と伝えられている。
よく観察すると、図面通りに作られた凡庸な造物ではなく、行気の道によって各部品を再配置したもののようだ。
青はかつて同門と論じ、機巧は精緻な推敲だけでなく、名工の作は目立たずの道もあると説いた。
剣を振るうように——剣が体の延長となり得るなら、機巧もまた然りではないか。
そう考えれば、天衍の算陣の機巧配列も経脈と見なせる。いつか詰まりが生じても、気を巡らせて通すことができるだろう。