テキスト愚弟は長年兄に随いて、才能浅く凡庸な身、大事を成すに足りぬと悟りました。 文津館の件の後、兄がすでに世俗を捨て隠棲なさると思い、共にこの地に籠り、武芸に励み、山水を楽しんでおりました。 しかし兄の御志はかくも固く、この数ヶ月はただ勝利の技を求めておられたとは。まことに我が迂闊でありました。 兄は鴻鵠、我は燕雀。燕雀には鴻鵠の志は理解できない。 兄の前途を阻むまじく、ここに別れを告げます 険しい道のり、帰期も定かならぬが、どうかご自愛あれ。