テキスト

雪山にいちばん多いのは雪で、いちばん少ないのは人だ。 雪だるまの雪団々が足もとを見ると、そこにあるのは雪、自分の体から零れ落ちた雪。やはり雪ってすてきだな。雪団々は雪原を転げ回るのが大好きで、人めがけて飛びつき、ぴったりくっつくのはもっと好きだ。 人間は、本当にあたたかい。雪団々とぜんぜん違う。 抱きつくたびに、雪団々は少しずつ溶けていくような気がする。でも、武威山の雪は止むことがないから大丈夫!雪団々はどうしてもぎゅっと抱きしめたいのだ。