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伝説に語られていたあの軍が、今もここにいるとは! 村の長老たちによれば、彼らは坎児井を掘り、天山の雪解け水を引き込んでくれた。そのおかげで、今の村があるという。だが大砂嵐の後、坎児井の水が途切れ、村中が不安に覆われた。 そんな中、彼らが再び現れた。きっと山々の加護だ。軍を率いた将軍は、水探しの地図をくれた。地図に記された道筋どおりに掘り進めれば、必ず地下水脈に行き当たり、今の苦境を助けるという。 その夜、私は将軍に貴重な水を捧げ、せめて数日村に留まり、もてなしをさせてほしいと願い出た。将軍は月を見上げ、これから南へ戦をしに行かねばと。 その戦は、厳しいものなのか。私は戦のことなど分からず、それしか言えなかった。 そうでもあり、そうでもないと、将軍の視線は水碗に止まった。 「我らが勝利を収めた暁には、また水をもらいに来よう」