長年蓄えられ、決して傷まぬはずの穀物でさえ、飢饉の年には姿を消してしまう。上に立つ者も下の民も腐敗した世では、陽の目を見ることすらできない。いつでも食料を手に入れられるのは、ただこの山里においてのみ。