テキスト『蘭陵王入陣曲』は古代の歌舞戯であり、北斉に起こり、唐代に盛んとなった。蘭陵王の英勇善戦を称えるために作られたものである。『北斉書・巻十一・列伝三』に記されるところによれば、「突厥、進陽に入り、長恭力を尽くしてこれを撃つ。邙山の戦いにて、長恭は中軍となり、五百騎を率いて再び周軍に突入し、遂に金墉の下に至るも、囲まれること甚だ急なり。城上の人これを識らず、長恭、兜を脱ぎてその面を示す。乃ち弩手を下してこれを救い、ここに大捷す。武士共にこれを歌謡し、蘭陵王入陣曲と為すなり」とある。