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歩がどこに配置されようと不思議はない。昇平楼に配属された時も、暁棋はただ新たな盤面に移っただけだと思った。 ただ、あの東屋で、誰が置いたとも不知の棋を目にした。繰り返しの長い女官の日々の中で、自分もまた棋士という名の身分を得られるとは思いもしなかった。こうしていとも易く彼女はこの棋に魅了され、姑姑も彼女を思いやり、暁棋が本分の仕事さえこなせば、暇を見つけて棋を打つことには目をつぶってくれた。 宮廷の外では、王朝が移り変わる。朱壁の内では、ただ弈者のみが変わる。女官、文臣、妻……いつの日か、彼女――暁棋もまた歩の身でありながら、将帥の駒を取る日が来るだろうか。