腕帯の裂け目は驚くほど整っており、戦いのさなかに誰かの刃で断ち切られたものと見える。粗い布地には褪せた血の跡がまだらに残り、かすかに誰かの名が刺繍されている。それは今、丁寧に包みの中に収められ、大切に守られている。