テキスト繁花居に旧友少なく、高台より別れを見送る。 今宵は菊酒を酌み交わすも、明朝には断蓬飛びのように風に散るやもしれぬ。 晚節香・鹿延齢は花信風でも年長の一人。幾歳月を越え、胸に秘めた想いと風雨は数知れず。ゆえにこそ、出会いを惜しみ、盃を交わす。別れののち、再び会える者はいかに。