テキスト烽火に胆を鍛えられ、忠骨は異郷の土に埋もれる。/w張議潮は帰義の旗を掲げ、 群れなす狼どもがうかがうさなかに、星火を集め、 ついには原野を焼き尽くす勢いへと育て上げた。/w次々と捷報が長安へ届けられたが、呼び起こしたのは、いっそう深い猜疑にほかならなかった。/w忠と反が刃を交え、明と闇がせめぎ合う。/w彼は刀を鞘に納め、二度と旗を執らず、 身ひとつで東へと向かう。その瞳にあるのは、ただ万里に連なる山河のみであった。