テキスト
我が良き大侠客へ:
魚のために釣りをする、人の常だが、私の本意はそこにはない。
静かな場所を探して、乱れた思いを落ち着けたい。釣りこそ最良の選択だろう。
面白いもので、ただ水面を見つめて魚を待っているだけで、物事がすっきり見えてきて、気分もずいぶん晴れやかになるのだ!
これがいわゆる心静かなれば魚来たる、願う者こそ針にかかる、ということだろうか?
魚が目当てではなかったのに、思いのほか魚の収穫は豊かで、近くの小童たちに分けてやっても、まだずっしりと重い一籠が残った。
こうしよう……残りの魚は全部あなたのもの、あなたが焼く係で、私はしぶしぶ半分食べるのを手伝ってあげよう!
なかなかいい案だろう、我が良き大侠客?