テキストふみかは、人間の繁華をこの目で見たくてたまらない猫 兄の太白と共に宜秋門を出て、兄は王の庭園へ、彼女は山野の世界へ 自分には才能がないって、小さい頃から分かってた 魚を捕まえたり、ネズミを追ったり、風に揺れる麦畑を眺めたり この賑やかで愛おしい人間の世界が好き 春に種を蒔き、秋に収穫 人々が忙しく働くその傍らで、太花は稲穂の山に飛び込みごろごろ転がる それこそが、彼女の猫生にとって最高の楽しみなのだ