テキスト異郷に囚われながら漢土を思い、漢に帰ればまた吐蕃の虜となる。早くこの運命を知っていれば、帰ったことを悔やんだであろう。二つの地で苦しむより、いっそ一つの地で苦しむ方がまだましではないか。 戎人に縛られ、その中でこの身ほど辛苦を味わった者があろうか。古来、これほどの冤はあるまい。心も言葉も漢人のまま、ただ身だけが吐蕃の民となっている。