テキスト
だんごは毛玉をゲロゲロする。
最初の毛玉が喉につまったとき、赤い化粧箱から這い出した。少女はまだ顔を隠してた...だんごは背中を丸め、真っ白な毛玉を一つゲロった。
二つ目の毛玉はびしょ濡れになった。少女は動かずに兵営へと運ばれ、まだ息はあるけど、涙でしょっぱい...だんごは口元をペロリ、二つ目の毛玉をゲロった。
三つ目は砂混じり、四つ目は血が混じり、五つ目は雪に溶けた...だんごは丁寧に、すべての白い毛玉を隠した。
春の風が砂嵐を吹き飛ばし、毛玉が空へ舞い上がる日を待ってる...長安の柳の綿がふわふわ舞うとき、少女は笑ってくれるかな?
だんごは前足をペロリと舐め、また一つ毛玉をゲロった。