昔、終南山に無名の悟りの境地の高い道士が住んでいた。彼は魚が大好物で飽きることなく何年も食べ続けていた。「肉食はご法度」だと忠告を受けても、「魚と共に修道しているのだ」と笑っていたという。晩年、彼は夢の中で山の精霊に「魚…
昔、終南山に無名の悟りの境地の高い道士が住んでいた。彼は魚が大好物で飽きることなく何年も食べ続けていた。「肉食はご法度」だと忠告を受けても、「魚と共に修道しているのだ」と笑っていたという。晩年、彼は夢の中で山の精霊に「魚ばかり愛するのは不公平」と咎められ、目覚めた道士は山で夢の精霊を採集し、魚と煮込んだら芳しい香りが漂ったと伝えられている。