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月は昇り 月は沈む 我が家には錬金鉢がある。 子よ泣かず 早く眠れ 眠れば金銀を生む。 瞼重く 夢深く 何も問わずただ眠るのだ。 暁の星が月と代わる時 目覚めの幸いが叶う。 (余白に注釈あり、作者とは別人物らしい:老婆にも解るように書いているが、力強い表現に欠く。推敲するに、タンジの『田家を詠む』が思い出され、歌ってみると調べが合った。天与の縁と思うため、併せて一首にしてみる) 二月に新糸を売り 五月に新穀を出す。 眼前の瘡を癒すだけで 心の肉をえぐるのと同じ。 願わくは君王の心を 光明の蝋燭とし 絢爛の宴ではなく 逃れる者の家を照らして欲しい。