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長き秋の夜に飢えず、一杯の山薬の粥。宋代の林洪が編纂した『山家清供』に記される金銀煮は「山薬と栗を切り、羊の汁で煮る」もの。寒気を払い体を温める効果があり、杏林村の茯苓姉妹は村で収穫した山薬を主材とし、孤児や旅人に振る舞った。肉汁なしとも思えぬ滋味は、村人の慈愛の心がそのまま心に染み渡る。