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淇娘、私の愛する者へ
桃花林で別れた後、私はもはや死を覚悟して危険な宴に赴こうとしていた。ところが突然、驚涛掌からの確かな知らせを得て、まるで雲間から月明かりが差すかのような思いだった。だが周りは敵ばかり、味方は日に日に減り、私を食い殺さんとする者たちがますます増えている。たとえ驚涛掌が助けに来ても、万全の策など望めない。達摩が長江を渡ったような奇跡がなければ、金桃を託されたこの使命は、虚しく終わるだろう。
私は決意が固まった。もし力尽きて死ぬことになれば、必ず金桃を抱いて黄河に飛び込む。秘賢掌の最期のお願いを裏切ることにはなるが、この宝を邪悪な者どもに渡し、さらに殺戮を増やすことは絶対にしない。悲しいか?行き詰まり、志を果たせぬとは。幸か?君と心を一つにして同じ道を歩んでいる。
北山原で秘賢掌が語ったこと、寺の僧たちが命を賭けて守ってくれたこと、料理人や医師たちが血を流して支援したこと、これらを思い出すたび、胸がはち切れそうになる。
師門の危機を聞き、仇を討つこともできず、逆に敵に従い、偽りの笑顔で応対しなければならなかった。このことを思うたび、血を吐き、心が針で刺されるように痛む。
先人たちの想いはすべて私に託された。私がここで死ねば、その志は世に知られることはない。後世にはただ「方白は師門を裏切った」という汚名だけが残る。この胸の内にある忠義と情熱を、いったい誰に語ればよいのか?
歴史は無情だ。金桃の西行はすでに五里霧中だ。未来の人々が今を見るのも、今の私たちが過去を見るのと同じだ。千年の功罪、誰が正しく裁断できるだろうか?
だが狂風はすでに訪れ、先人たちもみな倒れた。ただ後を継いで進むしかない。
私は君と寄り添うことはできない。どうか無心谷へ戻り、残りの人生を穏やかに過ごすように願う。そしてかつて私を愛してくれたその情を、この傷ついた世界に向けてほしい...乱世の白骨を哀れみ、孤独で頼る者なき人々を憐れみ、君のように血の海の中でも光を求める者たちを思いやるように。
それがかなえば、私の小さな死は、君の大きな愛を照らす灯火となるだろう。
別れ際に深い悲しみに襲われ、ただ、年末の平安を祈る。
方白より