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秦王・李世民が劉武周の乱を平定したとき、兵も民も街にあふれ、古い軍歌に新しい詞を添えて勝利を祝った。これが「秦王破陣」の始まりである。やがてこの曲は楽府に収められ、貞観初年、唐の太宗が魏徴に詞を改めさせ、呂才が音律を整え、正式に『秦王破陣楽』と定めた。 その旋律はのちに海を渡り、日本でも受け継がれた。現存最古の『五弦譜』は唐楽の原貌をよく伝える写本であり、東京都の陽明文庫に今もその姿をとどめる。かつての金鼓の響きは、千年を経てもなお、盛唐の息吹を伝えている。