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『水滸伝』では、宋江が「三分ほど辛みを増した紅白魚のあら汁」を名指しで注文する。魚の尾を細かく刻み、紅花椒とぐみなどの香辛料を加え、煮え立つ辛いあら汁に仕立てるというものだ。呉自牧が著した『夢粱録』にも、こうした民間で流行した魚料理の食べ方が記録されている。宋代には酒を醒ますスープとして、酸味と辛味がともに重んじられた。当時はまだトウガラシがなく、茱萸・生姜・花椒など天然のスパイスで辛さを引き立てていた。